仏教ひとまわりツアー「まちのお寺の学校めぐり」淨音寺「死の体験旅行」

「死の体験旅行」

２０１５年４月１５日（木）、「仏教ひとまわりツアー」第６段第２回目が開催されました。寺ネット・サンガ　＆　まちのお寺の学校のコラボ企画です。「まちのお寺の学校」では、「まちのみんなが自由に学び、集う場所」としてお寺を開放し、各種講座を開講しています。

今回「仏教ひとまわりツアー」で訪れた「まちのお寺の学校」は、東京都新宿区にある「淨音寺」。浄土真宗本願寺派のお寺です。西新宿の超高層ビル群を抜けて細い路地を入って行くと、ぽっかりと空いた広い敷地に現代的な建物が現れます。新宿の再開発にあたって平成２３年に新築されたばかりの淨音寺はシンプルでスタイリッシュな建築で、一見お寺とは気が付かないほどでした。

まずは淨音寺のご住職の高山一正さんのご挨拶がありました。高山さんもこの「死の体験旅行」を何度も経験されていて、セッションの意義に同感されていらっしゃるということでした。

今回の講師は真宗高田派の僧侶　浦上哲也さん。低めの声でゆっくりと丁寧にお話くださる様子にこちらも緊張がほぐれます。

今後ワークショップを受講者するかたの為にもセッションの詳しい内容はご紹介できませんが、大変有意義なワークショップでした。
この「死の体験旅行」を通して、それぞれが大切なもの再確認することができたようでした。セッションが終わった後は、不思議と隣り合った方との会話も弾むのだそうです。「生への感謝」に気が付いたことで一期一会の出会いも大切に感じてくるのでしょう。

寺ネットサンガの「仏教ひとまわりツアー」の特色は複数のお坊さんと一緒にイベントに参加することができる事です。普段は近寄りがたいお坊さんと同じ時間を共有することで、より身近で相談しやすい存在なのだと感じることができます。様々に活動をしていらっしゃる、頑張っているお坊さんと出会える貴重な場なのです。
さて、次回の寺ネットサンガ主催「仏教ひとまわりツアー」第３回は、ママさん僧侶こと酒井菜法さん。どんなお話がとびだすのでしょうか。おたのしみに！