第10期 第9回 池上市民大学体験記 歴史のお話 池上 市民大学

歴史のお話

第10期第9回の池上市民大学
本門寺学芸員の安藤先生による、本門寺と桜についてのお話です。

春になると本門寺のお山一面に咲く桜。
いまでは桜の名所として有名ですが、昔は桜の木ではなく、杉や松などの建材に利用できる樹木が多く、お寺の修繕に利用するために、境内に杉や松の木を植えていたそうです。

建材として利用する為、昔は本門寺だけではなく、多くのお寺では樹木を大切にしました。
また、お寺の境内にある樹木を大切にするという決まりもあり、中では焚き木に使う薪や、境内の敷地にある落ち葉までも自由に利用してはいけない、という発布書まであったそうです。

では、いつ頃から本門寺は桜の名所になっていったのかというと、江戸の中期を過ぎたころから、お花見が庶民の娯楽として解禁され、どんどん桜の名所ができてきます。

その頃から本門寺のお山にも、お寺に多くの人が来てもらえるように、桜の木を植え始めたそうです。

そして、幕末頃に出回った桜の名所案内では、品川の御殿山から始まり、終点が池上となっており、その頃には本門寺=桜の名所と認知されていたようです。
(その当時の桜の名所案内の版木は、大坊本行寺に奉納されています)

近年では都市化が進み、お寺で杉や松などの建築資材を目的とした樹木を養っていく必要がなくなり、腐葉土を使う事もなく、また林業衰退の影響もあり、杉や松から桜の木に移行しています。

このように、今までの時代背景とその当時のお寺の歴史を照らし合わせると、お寺のあり方もその時代で変化しており、大変勉強になりました。

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10周年記念 グループワーク

池上市民大学も今年で10周年。

今回のグループワークでは、より具体的に、実現的に皆さんでお話ができました。

10周年記念のイベントに向けて、グループワークも大詰め。

10周年記念と言うだけではなく、受講生の皆で来年もその次の年もイベントなどが企画できたら良いなぁと思います。

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本日の霊宝殿

本日の霊宝殿では、第14世日詔聖人の時代に加藤清正公が建立した当時の大堂を中心に周辺を描いた『長栄山絵図』の説明を授業に引き続き安藤先生にご説明頂きました。

この『長栄山絵図』、建物と一緒に建物の名前も書いてありますが、文字の向きがどれもバラバラ。

何故、そのようになっているのかと言うと、建物名の書き始めの向きにその建物の入口があるとの事で、よく地図を見て現地に着いたら建物の入口がわからない…等、多々ある私は大変感心しました!

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