大掃除で処分したいものとは?古書買取専門大山堂書店 大掃除時期に古本査定はいかがですか?古書買取なら大山堂書店 古書買取 大掃除

大掃除時期に古本査定はいかがですか?古書買取なら大山堂書店

大掃除の時期になりました。

この時期に古書の整理をする方が多いため、
古本査定に出かけることがあります。

中には思い出の現場というのがあるものです。


ご主人の積読された書籍に嫌気がさしたという
お客様から、
「主人の古書を買取してほしいのですけど」
と電話があり、すぐに伺いました。

その初老の奥様は、ご主人には内緒で古本を
まずは査定してほしいとのこと。


査定している最中に
「ただいま~」とご主人が帰ってきて、いきさつを
知ると、ご夫婦は激しい口喧嘩を始めたのでした。


私は何も悪いことをしているわけではないのですが
居たたまれなくなり、
「引きとらせていただける物が決まりましたら
またご連絡いただけますか?出直しますので…」
と伝えると、
「掛け軸や浮世絵も持ってってもらいなさいよ。
ねぇ、古物も扱っているんでしょ」
奥様は、この大掃除の機会に持っていけるだけ
持って行ってほしいご様子。

不機嫌なご主人は、
「君、ちょっとこっちに来たまえ」
と、私を奥様の傍から離して、怒っているのか
笑っているのかわからないような凄味のある笑顔
でこういうのでした。

『古い物を持って行ってくれるのなら
【うちの女房】を引きとってくれないか』

「いえ…あの生ものは…その」

「大丈夫、あれは60年以上経ってすっかり枯れているよ」

「そういう問題ではなくてですね…」

「じゃあ、どんな問題なのかね。
古い物なら査定してくれるんじゃないのか?」
と、逃げ道を塞いでいくご主人の息はほのかに酒臭い。

「査定はいたしますが、例えば百科事典や全集などは
需要がないのでむしろ引き取り処分代をいただく
ことがございますが…」

60年以上生き、このようなご主人と一緒に過ごして
いる叡智をもった奥様はまさに生きた百科事典で
あり、その生き様は全集にもなることでしょう。

「なるほど、引き取る人のこと、次に買いたいという
人のことも考えなきゃな。わはは」

ようやくご主人から解放され、何も引き取らずに
ほうほうの態で帰ってきたのを今でも思い出します。


それから数年後、また奥様から連絡があった時には
ご主人が亡くなったあとでした。

ご主人の遺言に
古書買取は大山堂書店にお願いすること」と
書いてあったとのこと。


あの時、私自身も査定されていたのかもしれませんね。


あなたやご家族がお持ちの大切な古書を買取致します。
(お電話にてある程度古本査定を致します)

大山堂書店古書買取専用連絡先
http://taizandou.com
フリーダイヤル 0120-645-410

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