書店にいると便意をもよおすのはなぜ?  古書好きの方に多い、【青木まりこ現象】とは? 古書買取 古本見積

古書好きの方に多い、【青木まりこ現象】とは?

書店に入って本を見ていると、急に便意がもよおしてくる。あなたにもご経験がありますでしょうか?

1985年に『本の雑誌』の投書欄に『青木まりこ』さんという方が投書をしたことがキッカケで、多くの人に共感を呼び、「そうだ!書店にいるとモリモリとしたくなる」「お腹が痛くなり、出したくなる」など社会現象的となったことから投書者の名前をとって【青木まりこ現象】と呼ばれるようになったそうです。

この現象の原因として、本や本棚に囲まれて動けなくなる、トイレに行きたくなったらどうしようというプレッシャーがそうさせるのだとか、本を手に取りまぶたを伏せて読んでいるリラックス感がそうさせるのだとか、あるいは、紙やインクのにおいが便意を誘うなどというもっともらしい説があるようです。

しかし、満員電車で本を手に取りまぶたを伏せて読んでいる多くの人が便意をもよおすわけではなく矛盾していることもあり、これだ!という定説がないとのこと。共通していることは『本好きが本に囲まれている』ということがあげられていて、本好きにとっては「至福な時間を過ごしているのを邪魔するがごとくの便意だ」ということなのです。家にある本はもうそれほど魅力がなくなって、書店の本棚の方が至福さを増大させるからこそ便意が強く出るのだとか…。

甘いもの好きの女性が、お腹一杯なのにスイーツを見た途端「やっぱり別腹よね」といって食べてしまうのは、身体(=胃袋)が別腹(=空き容量)を作ろうと活発に動くからと言われています。同様に、自分の中に何か(知識・情報)を入れることを想像するだけで身体が動き出し、入れるために排出しようとするのではないでしょうか?


古書店の店員の誰でも古書が好きだというわけではなく、ビジネスとしての古書流通が好きで本の内容などどうでもよいという人がいます。むしろ、古書という商品ひとつひとつこだわりすぎちゃうと「これは売りたくない」「あれは扱いたくない」などで商売がうまくいかないなんていう古書店があるわけなのです。

自分の店の棚にはもはや魅力が失せ、古書買取に行った時にお客様の本棚を見た時のほうが至福に感じることが多いようです。しかし、古本見積や古書査定をしている時に【青木まりこ現象】が出るかといったら出ないのです。ということは、古書の中に埋もれている先人達の知恵や貴重な資料など知的好奇心が出る背表紙やタイトルに便意をもよおす何かがあるように思います。


当店、大山堂書店は哲学、思想、仏教、心理学、死生観など心をテーマに古書を棚に並べてあります。

青木まりこ現象なのでしょう。店番をしていますと、プ~ンとおならの臭いがしてきます。たまに大きな音で「ブヒッ!」と放屁される方もいます。また、「あら!やだ。どうしましょう」と言われ、普段は貸していないスタッフ用トイレを貸すこともあります。

これらお客様からの臭いが本に染みてまたあらたなるお客様を呼んでいるのではないかと思うこともあるのですが(笑)、店番をしている古書店員はたまったものではありません。(『青木まりこハラスメント』として、古書店オーナーが店番の店員から訴えられたりして・・・)

有名人がプライベートでも写真や握手を求められる働きを「有名税」などといい、有名人が払わざるを得ない代償のように言われていますが、お客様の知的好奇心が刺激されるような古書を扱っているがために店舗が臭くなるのは『青木まりこ税』みたいなもので、これもしょうがないと思いつつもありがたいことだと思うことが大切なのかもしれませんね。

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まだ『青木まりこ臭』がない古書をお売り下さい。

フリーダイヤル 0120-645-410
(大山堂書店古本見積古書買取専用連絡先)
http://taizandou.com

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便意をもよおすような知的好奇心の出る古書をお売り下さい。

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書店にいると便意をもよおすのはなぜ? 古書好きの方に多い、【青木まりこ現象】とは?