池上本門寺 「100万人のキャンドルナイト」平和への祈願と震災復興への祈り

平和への祈願と震災復興への祈り

６月１５日（土）、池上本門寺では恒例の「１００万人のキャンドルナイト」が開催されました。
午後７時、カウントダウンの合図と共に、境内はキャンドルの光のみの幻想的な世界に包まれます。

キャンドルの一つ一つには、石巻や池上周辺の子どもたちの描いた絵やメッセージが！
かわいいイラストや前向きなメッセージに、大人も子どもも、みんな足を止めていました。

暗くなる前は・・・

境内には東日本大震災の写真が展示され、東松島から物産販売も行われ、こちらにも多くの人が集まっていました。

池上朗子合唱団や池上太鼓、池上雅楽会の演奏など、キャンドルナイトの前には音楽を楽しみます。
美しい歌声や雅楽の演奏・・・雨が心配されていましたが、当日は天候にも恵まれ、たくさんの方々で賑わっていました。

夜になると・・・

此経難持坂には、キャンドルナイトが段々になって輝いています。
普段は夜、電気の明かりの中で暮らしている私たち。星の光が届かないほどの明るい夜を過ごしています。
こうしてゆらゆらと揺れるキャンドルを眺めながら、自然の光ってやさしいなと感じます。
動いているのでずっと見ていても飽きないのですが、ボンヤリとキャンドルを眺めている時間も良いものです。

午後７時半から長栄堂前では、SAKURAさんによる影絵も！
暗い中で小さな人形が、生きているように動いています。私もあまり影絵を見たことがなかったのですが、不思議な世界。子どもたちは夜の世界に浮かぶ小さな影たちにすっかり魅了されていました。

便利な物が増えて、時間短縮になるかと思ったら余計に忙しい私たちの生活。
何だか、いつもの生活の中でいろいろと急ぎすぎているのかな。もっとゆっくりと時間を感じながら過ごしてもいいんじゃないかなと、思いながらキャンドルを眺めた夜でした。

池上本門寺「100万人のキャンドルナイト」

池上本門寺　キャンドルナイト