お会式参拝ツアーに参加しました！お会式参拝ツアーのポイント

お会式参拝ツアーのポイント

２０１３年１０月１２日、大田観光協会主催「お会式参拝ツアー」に参加しました。
光るお会式桜を掲げて練り歩き、池上本門寺大堂にて唱題行など、体験しながらお会式について深く知ることができるツアーです。

池上本門寺のお会式は、参拝者約３０万人といわれています。境内に一度足を踏み入れると、あとは人の流れに沿ってゆっくりと進むしかありません。一度進むと流れに逆らって後戻りをすることは難しく、個人的に見所をチェックして参拝するのはなかなか大変。

お会式参拝ツアーでは、あらかじめ見所を説明してもらえるだけではなく、一緒にまわりながら参拝できるのでスムーズなのがうれしいポイントです！

行程：永寿院→大堂→本殿→ご廟所→多宝塔→大坊

お会式参拝ツアーの様子

当日午後５時、集合場所の永寿院に向かうと、境内には日蓮聖人御一代記のイラストが描かれた灯明が並んでいました。
お会式参拝ツアー参加者は約７０名。
大田観光協会の方から「もしはぐれたら、自分のペースでゆっくりと」など注意を受けます。
お会式の由来や意味についてスライドを見ながら学んだ後、永寿院本堂にて献灯法要が営まれました。

出発時間を待ちながらお弁当タイムです。写真は池上本門寺通り商店会プロデュースの「創食　御会式ご膳」。
お会式纏（まとい）やお会式桜をかたどったおかず、池上名物「鶏めし」や「くず餅」の入った池上愛のつまった特製お弁当です。

午後７時頃、永寿院境内の灯明が灯され、ツアーに参加した私たちは「光るお会式桜」を掲げて池上本門寺大堂へ向かいます。
約７０本の光るお会式桜の列が大堂に到着すると、私たちはお会式太鼓を叩きながら唱題行に参加しました。

お会式参拝ツアーを通して感じたこと

お会式参拝ツアーに参加してみて特に印象に残ったのは、やはり大堂の唱題行です。
池上本門寺のお会式といえば、今まで個人的に「万灯練供養」の迫力やきらびやかな様子を楽しむ気持ちが大きかったのです。
ところが日蓮聖人の御生涯を学び、お会式の由来を知ったうえでお会式に参拝してみますと、表面的な派手やかな部分を離れて別の一面を感じるようになりました。

お会式の夜は特別な夜。全国からそれぞれの思いを胸に人々が池上本門寺に集います。
本年は宗祖第七百三十二遠忌にあたります。約７３０年前、この池上という地で起こった出来事に思いを馳せ、ツアーを通して歴史と人々の心のつながりを実感として感じることができました。

日蓮聖人御入滅の際に咲いたというお会式桜。本年も大坊のお会式桜に、ちらほらとかわいらしい花を咲かせていました。

お会式の由来や歴史についてはこちらから→
「お会式について」http://www.eijuin.jp/News/view/1/36