池上本門寺に白鳩がいた！
以前、お正月限定の白い鳩のついた「福鳩守」※をご紹介させて頂いた時、池上本門寺で白い鳩を見かけたと投稿させて頂きました。
その後、幸運なことに白い鳩の撮影に成功いたしました。珍しい真っ白な鳩です。
白蛇や白鳩など、突然変異のアルビノまたは色素の減少による白変種の白い生物たちは、自然界では目立ってしまうため、淘汰され、生き残るのが難しいと言われています。
白鳩の場合は伝書鳩や、神社で神さまのお使いとして人工的に飼育されている例がありますが、この鳩の足にはタグもなく、おそらく自然に生まれて、ここへ棲みついた鳩なのでしょう。
以前私が見かけた白鳩と同じ鳩なのでしょうか。
この白鳩は気性が激しいらしく、灰色の鳩を元気良く追いまわし、周囲で見ていた方たちから「あらあら」と声があがっていました。
※福鳩守（写真３枚目）
→http://www.eijuin.jp/News/view/12/206
池上本門寺 白鳩出現スポット
池上本門寺の大堂のあたりと、池上会館の屋上は、私が鳩ゾーンと呼んでいる場所です。特に池上会館の屋上の電線によくたくさんの鳩が休んでいます。ここで、運が良ければ白鳩に出会うことができるかもしれません。
大堂でもたまに鳩を見かけますが、一番よく鳩が集まるのは、やはり池上会館の屋上です。
写真は池上会館の屋上で撮りました
五重塔の周辺のお墓が並んでいるあたりは、カラスゾーンです。五重塔の上空も、おそらくカラスの縄張りとなっている様子で、いつか鳩より体の大きな茶色っぽい鳥がカラスの集団に猛攻撃を仕掛けられていました。
鳩と私
私が鳩にこだわるのには理由があります。
昔、私の住んでいたマンションに鳩が棲みつき、問題になったことがあります。フンの被害が出ていたからです。
その頃、周囲のマンションのベランダの手すりにトゲトゲした鳩避けを取り付けたり、ピカピカ反射するCDをぶら下げたり、様々な対策を各家庭で行っていました。
我が家では、あまり真剣に対策しなかったため、よく鳩がベランダに入り込んだものです。そして、気がついた時には鳩の子どもが生まれ、家族で巣を作ってしまいました。
台所で受験勉強をしていると、外から「ポッポ」と鳩の声がします。もちろん、我が家のベランダはフンだらけ。気がついた時にはホウキで追い出したりしていたのですが、やがて鳩のほうもホウキごときに動じなくなってしまいました。
そのうち、鳩の息子（娘？）が巣立ち、しばらく鳩が戻ってこなかったのでこれで大丈夫、と網を張りました。ところが、これが悲劇を生み出すことになってしまったのです。
私がマンションの下を歩いていますと、近所の方が「大変なことになっているわよ」と私の家を指さします。鳩は、かわいそうに、網が首にからまって死んでしまっていたのです。
家に帰ると、母が「網を切らなきゃならないけれど怖い」と、ぶら下がった鳩をそのままにして父の帰りを待っていました。鳩がぶら下がったままなのはかわいそうなので、私がハサミで鳩のぶら下がっている網を断ち切ることにしました。
毛並も良く少し小柄だったので、巣立った子どもが懐かしい我が家に帰ろうと、必死に網と格闘したのでしょう。
ジョキンと網を断ち切った時、鳩の体の重みを感じたのを良く覚えています。
鳩は、バタつくことはあっても決して私を攻撃したりはしませんでした。
意図せずにこんな結果になってしまったのですが、本当にかわいそうなことをした、と悲しくなりました。
そんなわけで、私は鳩を見ると「昔、不運な君たちの仲間がいたんだよ」と鳩に語りかけているのです。
池上本門寺で白鳩発見
池上本門寺 白鳩
