お寺の庭づくりワークショップ 第9回 「備災」 備災 ―災害発生、その前に― 災害訓練 焼き芋 永寿院
お寺の庭づくりワークショップ 第9回 「備災」

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住職の日々
2025-12-19 住職
備災 ―災害発生、その前に―
池上市民大学の講師で災害支援にも取り組んでいる小野紀之さんから災害に対する備えについてご講義をいただきました。
今やいつ災害が発生してもおかしくない時代に突入しています。大地震、豪雨、土砂災害、そして下水道管の崩壊など。これらが発生すると日常生活にも大きな影響があります。
そのためにも普段からの備えが大切です。
①自宅で災害に遭うとは限らない。日常携帯品を買うことが備災の第一歩です。
②水害警報発生! 避難所に行く前に家の浸水対策を。
③避難所にお客様はいない。避難所運営は全員参加で。
④簡易トイレの使い方体験。自宅にも簡易トイレを。正しい使い方を知っておく。
「非常時には日常の常識が通用しなくなる」と知っておくこが何より必要です。
講義の動画を下記からご覧いただけます↓
https://youtu.be/FWUhyG7SPw0?si=08kYJ2u6yH0b89yS
焼き芋と災害訓練
落ち葉が腐葉土になるまで5年かかりました。今年の春、その腐葉土にサツマイモの苗を植え、先月収穫しました。
境内の樹木の剪定枝をU字溝で燃やし熾火(おきび)を作り、濡れた新聞紙とアルミホイルで包んだサツマイモを投入。
1時間後には美味しい焼き芋が出来上がり、皆で味わいました。
U字溝による調理実習は災害訓練にもつながるものです。
水で戻す保存食の試食もしました。平時に食べ慣れて自分の好みに合った保存食を備えておくことも必要です。
境内の樹木が土にして食物を生産し食すという「循環」を体験する場にもなりました。
簡易トイレの使用方法
災害発生後、公設避難所に入れない人々がお寺に集まって来ることを想定した備蓄倉庫を見学しました。
100人で3日程度の非常食の貯えが一寺院では限界です。
各家庭の備えを持ち寄ることも必要になります。
簡易トイレは皆が使用方法を熟知しルールを守って使わなければ、汚物が溢れ機能しなくなります。
家庭でも実際に体験しておくことが大事です。
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