ハコベ はびこる茎 繁縷

はびこる茎

ハコベ」は漢字で「繁縷」と書きます。
繁縷の「縷」は「糸のように長いもの」の意。茎が競い合って伸び、枝が分岐点で二つに分かれ倍々に増えて良く繁る、繁殖力の強さをあらわしています。
茎がよく蔓延り(はびこり)、種が落ちるとその年のうちに芽が出て繁茂することから、「はびこる」転じて「ハコベ」になったともいわます。

枝の先には、五弁の花びらの先がウサギの耳のように二つに分かれて10枚に見える可憐な花をたくさん咲かせます。
花の大きさは5ミリ程度、ぜひルーペで観察してください。

他の雑草が生えるのを抑えてくれるので、邪魔にならない範囲で残しておくのがよいと言われますが、根の張りも弱いため先に除草してしまいがちです。
今年は除草を控え、がんばってもらおうと思います。

雑草ファイル

ハコベ 繁縷

ハコベはびこる茎